オフィスや商業施設、ホテルなどに使われる大理石は、高級感や清潔感を演出する大切な資産です。しかし、経年によるくすみやキズが目立ってくると、研磨によるメンテナンスが必要になります。
この記事では、大理石研磨の料金相場やコスト比較、無駄な費用をかけずに美しい仕上がりを得るコツをプロの視点からわかりやすく解説します。
大理石研磨の料金はどう決まる?
大理石研磨の料金は「㎡単価 × 施工面積 × 工程数」で算出されるのが一般的です。
以下の要素によって価格が左右されます。
料金を決める主な要素
- 研磨する面積(㎡数)
- 表面の状態(汚れ・キズの深さ)
- 必要な研磨工程数(軽研磨〜重研磨)
- 仕上げ内容(ポリッシュ仕上げ、撥水処理、防滑加工など)
- 作業環境(夜間作業、狭所作業、移動距離など)
大理石研磨の一般的な料金相場(目安)
※商業施設・オフィス・マンション共用部など法人向けの目安
施工内容 | 単価目安(税抜) |
---|---|
軽研磨(1工程) | 1,650円〜/㎡ |
標準研磨(2工程) | 3,300円〜/㎡ |
重研磨(3工程以上) | 4,950円〜/㎡ |
撥水・防滑コーティング | 1,000円〜/㎡(追加オプション) |
※ 汚れや劣化の程度、石材の種類(大理石/御影石)により変動します。
【料金比較シミュレーション】施工事例ごとの費用例
事例① オフィスビルのエントランス 50㎡
- 状態:表面のツヤ低下(軽研磨)
- 施工内容:1工程研磨+光沢仕上げ
- 費用:1,650円 × 50㎡ = 82,500円(税抜)
事例② 商業施設ロビー 100㎡
- 状態:小キズ・くすみが全体に発生(標準研磨)
- 施工内容:2工程研磨+撥水処理
- 費用:1,650円 × 2工程 × 100㎡ + 撥水処理100,000円 = 430,000円(税抜)
事例③ 高級マンション共用部 150㎡
- 状態:深いキズ・シミあり(重研磨)
- 施工内容:3工程研磨+防滑処理
- 費用:1,650円 × 3工程 × 150㎡ + 防滑処理150,000円 = 892,500円(税抜)
コストを抑えつつ美しく仕上げる5つの方法
1. 状態に応じた適正な工程数を見極める
必要以上に工程数を増やすと費用も膨らみます。
現地調査で「最低限必要な研磨工程」をきちんと提案できる業者を選ぶことが重要です。
2. 日常清掃を徹底して劣化を防ぐ
砂やホコリを日常的に除去しておくと、研磨の頻度や工程数を減らせるため、結果的にコスト削減につながります。
3. 複数エリアをまとめて施工する
定期メンテナンス契約やまとめて施工依頼をすると、㎡単価の割引交渉が可能になることがあります。
4. 短時間施工が可能な業者を選ぶ
夜間や休館日に短期間で作業完了できる業者なら、施設の稼働を止めずに施工でき、間接コストも抑えられます。
5. 業者選定で「安すぎる」「高すぎる」を避ける
極端に安い業者は施工品質に問題が出る場合があります。
適正相場内で実績豊富な業者を選ぶのが最もコストパフォーマンスが高い選択です。
まとめ:料金だけでなく「適正価格 × 技術力」で選ぶのがコツ
大理石研磨は金額だけでなく、技術力・実績・仕上がり品質を総合的に見て判断することが重要です。
適正価格の中でも「状態に合わせた最適なプラン提案」をしてくれる業者を選べば、無駄なく美しい仕上がりが実現できます。
StoneGlass研磨サービスでは、現地調査から最適なプランをご提案し、明朗な料金体系で高品質な施工を行っています。ご予算に合わせたお見積りも承りますので、ぜひお気軽にご相談ください。